いま、自分の人生が苦しいと感じる。
仕事も、プライベートも、
やらなければならないことだらけ。
頭が爆発しそうだ。
と、感じているのなら。
あなたは、いま、この社会の用意した
幻想に入り込みすぎている状態です。
思い出してください。
あなたは本来、この社会よりも、
もっと大いなる本質と
つながっている存在だということを。
私たちは、想像できないくらい小さな存在です
わたしたちの生きる
母なる地球は、太陽のまわりを回る
小さな星のひとつです。
その太陽も、銀河の中にある
数千億個の星のうちの、たったひとつにすぎません。
そして銀河そのものも、
宇宙には数えきれないほど存在しています。
1990年2月14日、
太陽系の外へ旅立つ探査機ボイジャー1号が、
約60億キロメートル彼方から地球にカメラを向けました。
写っていたのは、1画素にも満たない、
ぼんやりと淡い青い点。
それが、私たちの暮らす地球のすべてです。
天文学者カール・セーガンは、この写真を「ペイル・ブルー・ドット」と名づけ、
こう記しました。
この淡い青い点の上に、
あなたの愛するすべての人、
知っているすべての人、
聞いたことのあるすべての人、
かつて存在したすべての人が、
その一生を送った
あなたの悩みも、喜びも、悲しみも、怒りも、
あの宙に浮かぶ点の上で起きています。
大いなる宇宙の中の
無数にある内のひとつの銀河の中の
ひとつの小さな星の中の
ひとつの小さな国の中の
ひとつの小さな集合体で
目の前のできごとは起こっている。
この社会で起きていることというのは、管理者の宇宙からすればそのくらい
ちっぽけなことなんです。
あなたを縛っている「あの目」も、同じくらい小さいのです
このミスをしたことで、上司にどう思われてしまうのか。
うまく喋ることができなかった、あの日の会議の
クライアントのあの反応。
たしかに、今日の自分にとって
重たいものかもしれません。
この社会の幻想に生きるNPCとしての視点では、それが
すべてになったりもします。
でも、それらをすべて宇宙のものさしで測れば、そのどれもが、
目に見えないほど小さな点でしかありません。
それに「みんなに見られている」という感覚は、案外
自分と他人の間でズレがあるものです。
心理学者トーマス・ギロビッチらによる
「スポットライト効果」の実験というものがあります。
被験者に、あえて恥ずかしいデザインのTシャツを着て教室に入ってもらい、
それに他人がどのくらい視線を注いでいるかを検証した実験です。
その結果、被験者たちは「半数くらいの人に気づかれたはず」と答えたのに、
実際にTシャツに気づいていた人は、わずか
2割程度だったのです。
あなたの失敗や後悔なんて、周りはそれほど気にも留めていないし、
覚えてすらいないのです。
つまり、あなたが自分自身を他人の視線という幻想に、閉じ込めている
とも言える。
まずは、その事実に気づいて、
自分を解放してあげてください。
あなたは、そんなちっぽけな幻想に
甘んじて良い存在ではありません。
一度きりの人生を、自分のものにするために
人にどう思われるかばかり気にしていたら、
その人生はあなたのものではなくなります。
奇跡的な確率が重なり、
あなたはこの時代の、この場所に生まれてきました。
その確率は、宇宙の広さと同じくらい、
想像を超えるものです。
せっかく手に入れた
その一度きりのチャンスを、誰かの顔色をうかがうことに使うのは、
なんともったいないことか。
とはいえ、明日いきなり、
すべてを変えようとする必要はありません。
自分の人生を自分のものにするはどうすればいいのか、
少し調べてみる。
その調べたことについて、少し手をつけてみる。
小さな一歩で、じゅうぶんです。
宇宙の大きさに比べれば、どんな一歩も同じくらい小さくて、
そして同じくらい、尊いのですから。





