高校2年生のころに、世界史のせんせーからこんな質問をされました
「世界的に見て、人格者の偉人って誰が思い浮かぶ?」
僕は、パッと頭に浮かんできたガンジーと答えました
ガンジーと言えば、インド独立の父で、独立運動のときにも非暴力・不服従を掲げていて・・・
ガンジーこそ、THE人格者だろうと自信をもって回答しました
そんな、僕の回答を聞いたせんせーはこう言いました
「ガンジーは実は、カースト制度に賛成していたから、人格者かどうかはあやしいところがある」
そのときは、へぇ~くらいに思っていました
ですが、最近になってそのできごとを、ふと思い出したとき何かがひっかかる・・・
「非暴力を訴えたガンジーが、本当に差別に賛成するのかな?」
あれから、10年経った今、フツフツと疑問がわいてきたのです
時代背景を知るとガンジーの真意が見えてくる
さっそく、調べてみました
どうやら、ガンジーが、カースト制度に賛成したという話し・・・
実は、職業固定の部分だけで、差別には反対していたようです
つまりガンジーは、差別制度のみカースト制度から、撤廃させようとしていたということです
当時、インドはイギリスの植民地でした
だから当然、産業革命の影響を強く受けていました
イギリスから入ってくる
鉄道や、はた織りの機械化の影響で、大量のインド人が失業し苦しい生活をしいられていたそうです
そして、ガンジーはその状況に、胸を痛めていたそうです
そう考えると、ガンジーがカースト制度に賛成していた話しは、少し見かたが変わってきます
ガンジーは、たくさんのインド人たちが職を失い、明日の生活すらもままならない
そんな、当時のインドの状況を見て、ベストな解決策はないのか?
と考えていたと言えます
それに、当時はまだ、職業の自由なんてない時代です
各々が、与えられた仕事を全うすることで、社会が円滑に回る
もしかしたら、そんな考えもあったかもしれません
真理とは、表と裏の情報を両方知ることで、はじめて浮かび上がってくる
"カースト制度に賛成した"
この文面だけ見たら、差別を肯定するひどい奴。と見られてもおかしくないです
でも、当時の時代背景や、ガンジーの意図を深く掘っていくと、カースト制度賛成には深い意味があることに気づきます
このことからわかるのは・・・
ものごとは、見る側の視点や解釈しだいでいくらでも、白にも黒にも染まるということです
アルファソートを学んだおかげで、ものごとに白や黒という色はないと、気づかさせていただきました
そして、アルファソートを学んだからこそ
ふと、このできごとに疑問が浮かび
新しい学びの機会を、得ることができたのだと思います
ものごとを見るときに、中立の立場から見る大切さに、気づくことができたのだと思います
アルファソートは、すべてのできごとを学びと気づき、そして成長の糧にしてくれる
特別で、神聖な教えです